アメリカ留学☆回想録

アメリカ留学時代の昔ばなし。

アメリカでカルチャーショック・アムトラックの遅延

あみ&たたさんの「映画館でトラブルがあっても騒がないアメリカ人に驚いた」という内容の記事(こちら。すみません、勝手にリンク貼らせていただきました)を拝見して思い出したことがあります。

こういったトラブルに慣れているのか、あるいは単にそういう国民性なのかわかりませんが、トラブルが発生したときのアメリカ人の対応に驚かされた話です。

 と言っても、私が驚いたのではなく、私を訪ねて初めてアメリカにやってきた母の話。

 

シアトルからポートランドの大学に移り、2年めを終えた夏、私は再度シアトルに滞在。そこに母が日本から遊びに来たので、アムトラック(トラックと言っても車ではなく長距離列車)でポートランドへ行くことにしました。

 

こういうの↓(えらいかっこいい写真だなぁ…実際はこんなにキレイじゃないけど) 

 

問題はポートランドからシアトルへ戻るアムトラックで発生。

 

私たちの乗るべき列車が時間になっても来なかったのです。

 

それが数分単位どころの話じゃなく、2時間くらい来なかったのかなあ〜。

 

日本だったら大騒ぎするところですが、夏の間にアムトラックで旅行をするような人は時間に余裕のある人が多いのか、こういうことは日常茶飯事だからなのか、だれひとり文句を言う人はいません。

 

それどころか、数時間後にようやく列車がやってきたとき、みんなして「イエーイ!」的な歓声を上げ、拍手をして迎えたのです!

 

これには母もビックリ!

 

「(2時間の遅延も、乗客の拍手も)日本じゃ考えられない」と、母は目をぱちくりさせつつ笑っていました。

 

たしかに、文句言ったって列車が来るわけでもないんだから、ポジティブな態度でいたほうがお互い気持ちいいですよね。

 

さすがにこのときはアムトラック側も「ご不便をおかけしてすみません」程度の謝罪は軽くしてたと思うけど、まあ乗客側も最初からアムトラックに定刻運転は期待してないんでしょう(私もそれは期待していなかった)。

 

アムトラックの場合はそもそも乗車賃が安いせいか、2時間遅れてもミールクーポンが出るわけでもないのに…お客さんの忍耐強さ?には脱帽です。

 

※あ、これは20年以上前の話なので、現在も同じかどうかはわかりません