ホームステイがしたい!
漫画「ファミリー!」との出会い
さて、中学時代にハマって以来、今も大好きな「少女漫画」。
高校時代、洋楽ファンになったからと言って漫画への興味を失ったわけではなく、帰宅途中毎日のように本屋に立ち寄り、おもしろそうな漫画を物色していたものです。
そんなある日、いつも本屋で見かけて以前から気になっていた漫画「ファミリー!」をふと手に取ってみました。
渡辺多恵子という漫画家の作品に触れたのは初めてでしたが、おもしろいったらない。ぐいぐい引き込まれ、次々と購入していくハメに…(笑)。
内容は、アメリカを舞台に、主人公のフィーというボーイッシュな女の子とその仲良し家族を中心にさまざまな事件?が起こるドタバタコメディで、いまだにこれが彼女の最高傑作なんではと思うほど、本当におもしろい(くどい?)。
↑これを立ち読みさえせずにジャケ買いした高校生の私(笑)
そして、この漫画のせい(笑)でアメリカへの興味が強くなったと言っても過言ではありません(*^○^*)
とくに、作品中「日本からの留学生マリコ」が登場し、フィーたちに家族の一員として迎えられるさまをワクワクしながら読んで、「私もマリコのようにホームステイしてみたい」と「ホームステイ」に強くあこがれるようになったのです。
また、単行本のはしっこのスペースにちょこちょこ描かれている、作者のアメリカでのホームステイ体験談もおもしろく、単行本を買う楽しみのひとつでした。
幼なじみの留学
ホームステイへのあこがれを持ち始めた頃と前後して、小学生のころからの友だちがアメリカへ1年留学し、ホームステイを体験して帰ってきました。
なんせ80年代の田舎のことです。私の周りでは留学はおろか、海外旅行する人すら話に聞いたこともありませんでした。
そんな時代に、彼女はわずか16、7才にして単身アメリカに渡り、長期留学を果たしてしまいました。
「田舎住まいだからってムリなわけじゃないんだ」
海外に出ることは夢のまた夢のように思っていた私にとって、可能性はあることを教えてくれたできごとでした。