アメリカ留学☆回想録

アメリカ留学時代の昔ばなし。

アメリカ人ルームメイトその1☆デビ☆

ひとつ前の記事にも書いたとおり、最初のルームメイトはデビという金髪碧眼、長身のいかにも「アメリカ人」な美女でした。

幸い周りの人たちに本当に恵まれた私ですが、デビもホントいい人でした。

英語がわからない私のため、いつもゆっくり話してくれ、コインランドリーの使い方をはじめいろいろと寮のシステムを教えてくれたのは彼女でした。友だちのたくさんいる彼女のおかげで知り合いも増えました。

 

デビとルームメイトだったのは春学期のあいだの2ヶ月ちょっと。秋から春の1年が終わると寮の部屋を出る必要があり、次の1年はまた全く別の部屋、別のルームメイトが割り当てられます。

いっしょに住んだ期間は短くても、デビはいつまでも特別な友人。彼女が遠いところの大学に転校したあとも手紙のやり取りは続き、私が日本に帰ったあともずっと連絡を取っていました。

 

そんなデビは、共同生活をした初めての(私にとっての)外国人ですから、彼女とのビックリエピソードは尽きません。

 

 

日本人ってみんな黒髪なの?

デビと暮らすうえで、いろいろカルチャーショックは感じましたが、この質問が最たるものでした(笑)。

私の高校時代のアルバムを見せていたとき、「日本人ってみんな黒髪なの?金髪の人はいないの?」と聞かれたのです。私の高校のクラスメートはほとんどみんな黒髪で、染めてるのはよほどオシャレな人か、ちょっとワルな人しかいなかったんですよね。

今考えれば、当時のデビだって私と同じく世間知らずな18才の女の子。自分の住む国のことしか知らなくても当然、アジアの小さな国・日本のことを知らないのはしかたないんでしょうけど、私にとっては「日本人の髪が黒い」のはあたりまえすぎて、知らない人がこの世に存在することにぶっ飛んだのです(笑)。

アジア人の多いシアトルに住んでてもそれまで気付かなかったのかな?という疑問は残りますけどね(笑)。

 

金髪だと眉やマツゲも色がうすいのね!

これもデビと暮らして初めて知ったこと。

夜寝る前にメイクを落としたデビの顔を見たら、マツゲが消え別人のように見えてビックリ。そう、金髪の彼女はマツゲの色も薄く、マスカラをつけないとマツゲの存在感が消えてしまうんですね〜。

それを考えるとアジア人っておトク♪マスカラやアイブロウの力を借りず、スッピンでもしっかり色ついてるんだから(*´▽`*)

 

クッキーがない!

もうひとつ、デビとの生活でビックリしたことは、引き出しに入れておいたクッキーが消えていたこと。あれれ??と探してると、「あ〜、食べちゃった」とケロリと告白するデビ。、アメリカ人って…Σ(゚∇゚*)!! とビックリしました(´▽`;)

いっしょに生活してる人のモノを自分のモノと思ってしまうケースがけっこうあるみたいです(デビだけではなく)。

 

Do you have a lover?

 出会ったころ、「恋人はいますか」と聞きたくて「Do you have a lover?」と言うと、デビはさっと顔色を変え、「lover という言葉はよろしくない。boyfriend を使った方がいい」と教えてくれたのです。lover だと「愛人」という意味になってしまうらしい。

デビの言う「ボーイフレンド」の定義もよくわかりませんでしたが…「He's my boyfriend」と言って紹介してくれる人が複数いたし(^-^;

とにかく「lover」という言葉は使うまい、と、心に誓ったのでした(笑)。

 

アメリカン・ファミリー

感謝祭などのファミリーホリデーの際は実家に招いてくれ、アメリカの家庭料理を味わう体験もさせてくれました。

デビのお母さんもとってもいい人で、英語が下手くそな私のため、ものすごくゆっくりと話してくれたものです。もちろん、そんな時代の私を知っているため、数年たっても相変わらずゆ〜〜〜っくりと話してくれたのはウケました(笑)。

というか彼女だけではなく、留学当初の友人と久しぶりに話すとみんなゆっくり話してくれるんですが(笑)。

 

そうそう、アメリカの大学生って、実家から車で30分とかぜんぜん通える距離であっても寮に入りたがるんですよね。ESLに通う間、もうひとり別のアメリカ人キャシーとルームメイトになりましたが、彼女もデビも車で30分のところに両親が住む実家があり、週末になると洗濯物をかかえて実家に帰っていました(笑)。

 

キャシーの話はまたこんど(^-^)

 

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